カタダのペンギンな日々

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「非純正(互換)インクは危険・プリンターが故障する」は本当か?トラブル事例と安全性を解説

トラブルは大丈夫?非純正インク使用歴12年の僕が、その安全性・正当性について説明する

【2024.1更新】

どうも、カタダです。

先日、安いコピー用紙について記事を書いたので、今回はインクについて。

皆さんは、プリンターのインクカートリッジ、純正品と非純正品、どちらを使っていますか?

 

●純正・非純正品(互換インク)ってなに?

エプソン、キヤノンなどプリンターの製造・販売メーカーが公式に販売し、使用を奨励しているのが「純正品」。それ以外のメーカーが製造し、その分低価格で売られているものが「非純正品」(互換インクとも呼ばれる)。

 

こういった商品が純正品です↓

「EPSONエプソン」「Canonキヤノン」という安心安定のブランド!プリンターを使っている方には見慣れたパッケージかもしれませんね。

 

それに対して純正品は、もう少し見慣れないパッケージ。悪くいうとニセモノ感のあるパッケージと言いますか笑

こういう商品とか↓

薬でいうところのジェネリック品といったところでしょうか。

皆さんの中には、できれば安い非純正品(互換インク)を使いたいものの、何となく「大丈夫か?」とためらってしまい、結局純正品を使ってるという方も多いのではないでしょうか?

それもそのはず、巷では、「非純正品を使うとプリンターが故障する」「プリンターがインクを正しく認識してくれない」「互換インクはすぐにインクがなくなる」など、数多くの悪い評判が出回っているのです

さながら、「トラブル続出」といった印象。

たしかに、安さを求めて非純正品を買ったらプリンター本体が壊れてしまったというのでは、笑えませんからね。。

 

ですが、もう10年以上非純正インクカートリッジを購入・使用してきた僕は思うのです。

「すぐ故障するとかの噂って、純正メーカーが流してんじゃないの!?」

 

いや、もちろんそれはないと思っていますが、そう思いたくなるほど、なんのトラブルもなく純正以外の商品を普段使いできているのです。
とはいえ、そんな僕も非純正インクの選び方には気をつけていまして、、(買っていいものと買ってはいけないものがある)

 

ということで、「非純正品って買って大丈夫なの?」「不良品やトラブルは避けたいんだけど」と考えている方に向けて、悪評の真偽や選び方のポイント、どの商品を買えばいいかなどを、徹底的にまとめてみようと思います。

ネットで検索するとこのあたりの記事が乱立していて分かりにくいので、この1記事で全ての論点が分かるよう徹底解説します。

(これはポジショントークなしの個人のブログ記事です。)

 

純正品・非純正品のメリット・デメリット

まずは基本情報を押さえておきましょう。

純正品・非純正品の特色(メリット・デメリット)をそれぞれ整理します。

 

まずは純正品から。

純正品のメリット

・公式という安心感。
・インクの質がよい。
・メーカー保証がある(インク自体の返品保証はもちろん、プリンター本体が故障した時、修理保証が適用される)

 

当然のことですが、公式に製造・販売された純正品を買うに越したことはないのは、間違いないでしょう。

ただし…

 

純正品のデメリット

値段が高い。(数回分でプリンター1台買えてしまう)

 

そう、純正品の唯一にして最大の欠点が「高い」ということです。下手したら数回インクを買っただけで、プリンター本体の価格を上回ってしまいます。

僕自身、この出費はちょっとしんどいなと思ったのが、非純正品に目を向けたきっかけです。

 

非純正品(互換インク)のメリット

・安い。
・正直、インクの質の良し悪いなどほとんど見分けがつかない。(白黒なら特に)
・メーカーによっては「品質保証」もある。
・気楽に印刷できる。

 

 

非純正品(互換インク)のデメリット 

・品質が悪い可能性がある(場合によっては印字できないことも?)
・製造メーカーによって品質がピンからキリまで。
・非純正品を使用していると、プリンターのメーカー保証が適用外になることがある。(保証期間内にプリンターが壊れても、修理を受けられない。)
・「メーカーが認めていない製品」を使うことへの後ろめたさ?

 

 

といった感じでしょうか。

  ★

これらをふまえた上で、冷静に「非純正品を買うのはアリかナシか」を考察していきます。

 

実際、「買ったはいいが使い物にならなかった」「プリンターが壊れた」などトラブルの事例はどれくらいあるのか?

非純正品を使うと不都合があるという噂はあるものの、実際、どのような不具合が、どれくらいの頻度で起こるものなのでしょうか?

まず起こりうる不具合を考えてみると、

1.インクが出ない(途中で出なくなる)

2.プリンターが認識してくれない(途中から認識しなくなる)

3.綺麗に印刷できない(かすれ等)

4.プリンターが故障する。

といったケースが考えられます。

本当にこんなことが頻繁に起きるなら非純正品は避けたいところですが、実際、どれくらいの頻度で起こるものなんでしょう?

 

ネットで調べてみてもハッキリとしたデータは出ていませんが、そんな中、ある販売サイトが「不良品率」を公表しています。(素晴らしい)

 

互換インクカートリッジの場合、不良品率は0.4%以下です。(1,000個中に4個以下)

https://ink-revolution.com/index.php/qa.html

たったの0.4%以下!

ただしこれはこのサイト(「インク革命.com」 )で購入した場合です。

 

ということで、ここで自分の体験を話してみます。過去10年ほどで100は超えるであろう非純正・互換インクを購入・使用していますので、それなりのデータにはなっているはずです。

実体験としては、

・純正品の半額以上で売られている互換インクに関して、これまでに不良品に出会ったことはない。

・Amazonで購入した極端に安い互換インクに関しては、4回に1回ほどの確率で不良品があった。具体的には、インクがすぐに出なくなったり、購入時点で明らかにインクの量が少なかったり(重さで分かる)した。

といった感じです。

Amazonには(あえて直接リンクは貼りませんが)純正品の10分の1ほどの超格安で買える互換インクが売られていますが、これに関してはさすがにおすすめできないレベルの品質でした(何度も買ったので間違いない。)

ただ、そういったものを除いて実体験を語れば、非純正(互換)インクでも何の支障もないというのが10年間使用した事実です。

もちろんプリンターが故障などということもありません。

 

ちなみに他にネットで見つけた情報で言うと、

私は15年間で相当数の互換インクを販売してきました。その経験では、互換インクでプリンタが壊れたケースは本当に、万に1回か2回しかありませんでした。

https://ink-bear.com/smartphone/page1.html#a09

とインク業者の人が語っていますし、下のリンクのブロガーは、非純正インクを使ってプリンターが一部破損したと言いつつ、結局今後も非純正を使うという結論に至っています。

非純正インクでエプソンプリンターが故障 | USEFuL NOTES

 

また、ネットで検索すると、有名YouTuberのカズさんが「非純正インクを買って放置していたら、印刷がかすれるようになった。だから非純正はダメだ」と主張する動画が表示されますが、

m.youtube.com


「放置していたなら目詰まりするの当然だろ」「純正インクでも同じこと起こるだろ!」と、コメントで総ツッコミされています笑

なのでこれは全く参考にならない動画です。

 

結論:正しく商品を選べば、非純正品(互換インク)で問題なし!

さて、これら全てを踏まえてまとめるなら、「非純正品を買って使用しても問題なし、大丈夫」です。

理由は、

1.懸念されるようなリスクはほとんど発生しないから。

2.万が一発生したとしてもたいした問題ではないから

安く買った非純正品のインクの中に、時々インクが出ない不良品があったとしても、純正品を買う出費とトータルで比べれば許容できるレベルです。

それに商品保証のあるメーカーなら返品・交換に応じてくれるのですから、何も恐れることはありません。

互換インクが原因でプリンターが故障するなんて聞いたことないレベルですし、万が一起こってしまったとしても、プリンターを買い換えればいいだけですから。

※インクジェット式プリンターは安いものは1万円を切ったりするので、起こる確率が低く起こったとしても大した出費ではない、微小なリスクと言えるでしょう。

 

ここまで考えると、非純正(互換)インクを避ける合理的な理由はありません。

※ただし、Amazon・楽天等の激安インクは駄目です、信用できず安心できません。

(ネットを観測しても、「インクが出なくなった」「最初から使えなかった」などと文句を言っている人は、Amazonや楽天でとてつもなく安い非純正品を購入している方が多い印象でした。)

 

信頼できる非純正品のメーカーはどれか?(実績と安心感)

ということで、Amazonなどで売られている安すぎる互換インク以外なら問題ないと考えていますが、あえて注意点を書くなら、「返品交換保証付き」の商品(販売店)を選ぶべきです。

それなら不良品を掴んでしまっても損失がないから安心ですし、何より、保証してくれること自体が品質への自信の表れですので、そういったものを選ぶことを強くおすすめします。

 

私見として1番のおすすめは、先程あげた「インク革命.com」です。

○「インク革命.com」

↑公式サイト

・信頼の14周年の通販サイト
・夜19時までの注文なら最短翌日お届け
・高品質インクが純正より約50%オフ
・購入後1年間、全額返品交換保証(すごい!)

 

ネットで調べた限り不良品率を公表していたのもここぐらいですし、とにかく実績が桁違いです。

ここまで安心、信頼、実績、保証をうたっているサイトは他にはありません。

 

ちなみにネットを見て回ったところ、人気で信用度の高い互換インク販売サイトとしてよく紹介されているのが、この「インク革命.com」と、あとは「インクナビ」というサイトでした。

○「インクナビ」

↑公式サイト

・3000円購入で送料無料
・初回会員登録時に100ポイントプレゼント
・安心1年間保証付

 

 

個人的にはトータル的に「インク革命.com」を推しますが、目当ての商品(型番)を検索してみてなかった場合は、「インクナビ」でも探してみるとよいでしょう。

この二つのサイトなら信頼度は高く保証もあるのね、安心だと言えます。

【2024年追記】

「インク革命」に対抗したのか(?)、「インクナビ」が「1万枚印刷実験」という実証実験を行い、その結果「正常稼働率99.9%」と打ち出すようになりました。

「インクナビ」というブランドへの信頼度も向上したと言えます。

 ★

 

 

メーカーが認めていない商品だからと、後ろめたさを感じる必要はない。

ちなみに、非純正品に手を出しづらいもう1つの理由として、「メーカーが奨励していないものを使ってよいものか?」という、後ろめたさを感じる方もいるようですね。

実際プリンターにセットすると「奨励していません」みたいな警告のポップアップが表示されたりしますし。

 

けど、そもそもプリンターを格安で売って高いインクで儲けるというビジネスモデル自体がえげつない気もしますし、そこは気にしなくて大丈夫では、と思うのです。

(僕がこういった記事をどれだけ書いたところで、純正品しか買わない人は大勢いるわけですから…)

 

こんな噂もありますし笑

togetter.com

(プリンター本体の製品寿命を意図的に短くしているという疑惑がフランスで上がり、フランス検索当局が調査を進めているらしい……)

 

【追記】

なんと、「互換インクを使えなく設計するのは違法である」という判決が出ました。(独占禁止法違反)

後ろめたいどころか、メーカーがインク販売を独占しようとする姿勢こそが問題だと司法に指摘されたわけです。

互換インクを使うことに後ろめたさを感じる必要は全くないわけで、今後はより互換インクの使用がスタンダードになっていくことでしょう。

www.asahi.com

※これは非純正=互換インク市場が伸びる、大きな転換期となるはずです。
 
冷静に考えてみると、非純正品(互換インク)に対して「警告」のポップアップを表示させられるのなら、純正品以外を使えなくすることも仕組み上、可能なわけで…。
そうしないということは、使えなくしたら「独占禁止法」違反になると分かっていて、苦肉の策として「警告」でやんわり脅している、という解釈が成り立ちますね。
そう考えると、互換インクを使う「うしろめたさ」など必要がないことが理解できるでしょう。
 
 

まとめ

結論としては、コストについて考えなくてよいなら純正品を使うにこしたことはないけど、経済的合理性を考えたら非純正品・互換インクがベスト。ただし買うサイトを間違えないように、といった感じです。

「俺も非純正品をバリバリ使いこなしてるよ」とか「いやいや、私プリンタ壊れたんですけど!」とか、このへんの体験や意見を是非とも教えてください。

 

ではでは!

⇒「インク革命.com」でインクを探す【公式サイトへ】

 

⇒「インクナビ」でインクを探す【公式サイトへ】

 

※あくまで個人の検証・使用感に基づく考えであり、当ブログ運営者が品質を保証するわけではありません。購入の際は公式サイトの最新情報を確認してください。

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