1、YouTubeが有料化されるというデマが拡散!?
どうも、カタダです。
いやはや、、またウンザリなデマが飛び交ってますね。
9月2日の午前中、twitterのトレンドに「YouTube有料化」というワードが入り、「マジかよ!」「終わった」などのコメントがタイムラインに溢れ出ています。
けどこの話題、これまでに幾度となく繰り返されつつ、正式発表のない情報、すなわちデマ・誤報であることが確認されてきました。
(LINE有料化、twitter有料化など、この手のデマはもはや恒例行事といってもいいほど。)
なので今回の情報がデマか真実か、ソースをたどって確認してみました。
結論から言うと、今回もほぼ「デマ」と結論づけていいものです。
正しくは、
「YOUTUBEの有料化が決定した」わけではなく、
「YOUTUBEが一部サービスを有料化することを検討していることが判明した」と一部メディアが報じただけです。
「YouTubeが有料化される」といううわさが日本のネット上で広まり、9月3日午前にはTwitterのトレンドに入っている。一部報道が「YouTubeは2015年末までに有料化に切り替わる」などと報じたのがきっかけだが、このサイトがニュースソースとした米メディアThe Vergeの報道は「YouTubeは年末までに有料会員サービスを導入する」という内容。無料版を終了して有料版に切り替えるという話ではない。
と、もうすでに訂正的な記事が出ていますね。。
※大元のソース記事(英語)
有料化を報じた「The Verge」という海外のWEBメディアによると、YouTubeは、
・音楽の定額制サービス(昨年11月に「Music Key」(月額9.99ドル)としてβ版が公開されているもの)
・月額10ドル程度で、有料ユーザーしか見られないコンテンツを配信するもの。(広告非表示。クリエイターが設定できる)
という2点の有料サービスを2015年末までに導入しようとしているとのことです。
そもそもこれ自体YouTubeの公式発表でないので、信憑性がどれほどかは分かりません。
少なくとも、「YouTubeがお金を払わないと観られなくなる」という情報は、完全なるデマです。
WEB上では「HIKAKINのコンテンツなんて有料で見るわけがない」「HIKAKIN終わった」と言ったコメントも飛び交っていますが、彼のコンテンツを有料にしたら観る者がいなくなることくらい、HIKAKIN本人も、YOUTUBE運営者も分かってるわけで、普通に考えて有料になるはずがありません。
YouTube有料化のニュースに関する質問沢山頂いてますが、正直僕もまだ詳細知りません。ただ、いきなり全ての動画が有料になるとか、会員じゃないと全く見れないとかって事はないと思います!
— HIKAKIN ヒカキン (@hikakin) 2015, 9月 3
まさにこれ! https://t.co/5JUdm5Dc9Y
— HIKAKIN ヒカキン (@hikakin) 2015, 9月 3
と、HIKAKIN自体も「デマ」であると断定しました。
2、デマはいかにして拡散されたか?
twitter上で情報が拡散される元となったのは、このメディアの速報のようです。
「マスコミが報道した」と報じるという、なんとも姑息な記事ですが(笑)、それ以上に悪質なのが、あたかもc全体が完全有料化されると誤解させるタイトルをつけていることですね。
ネット民は記事を読まず、タイトルだけを見て情報を得て拡散するということを日常的に行いますので、このタイトルの悪質さは見逃せません。
で、さらに悪質な「釣りタイトル」にエスカレートさせたのが、「はちま起稿」です。
「完全有料化」とはどこでも報じられていないのに、わざとタイトルにつけています。
これを「釣り」と言わずになんと呼ぼうかというレベルの悪質さです。
こういった拡散の流れを経て、多くの人たちがデマに踊らされていくようです。
3、デマに踊らされないために、どうすればいいか?
2ch、発言小町、はてな、ヤフトピ ネット釣り師が人々をとりこにする手口はこんなに凄い (アスキー新書)
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はてな界隈の有名人、Hagex氏は、ネット上の「デマ」を見破るためのポイントを、以下のように挙げています。
- 不自然なポイントを探す
- 読んだ人の心を動かす「フック」を見つける
- なぜこれが流行しているか考える
- 情報の流れを追いかける
- 画像の有無をチェックする
- 多くの人がRTやシェアしているものは特に疑ってかかる癖をつけておく
今回のケースで言えば、
「4.情報の流れを追いかける」⇒速報に踊らされずに流れを見守れば、「デマ」であるという情報もすぐに流れてくるはず。
「6.多くの人がRTやシェアしているものは特に疑ってかかる癖をつけておく」
あたりが役に立ちそうですね!
個人的には、「疑ってかかるべきサイト(発信者)」と、信じてもよいと思えるサイト(発信者)」をあらかじめ区別して認識しておく、ということも大事ではないかと思います。
影響力のある有名人でも、デマを鵜呑みにして自分の意見と合わせて拡散してしまう人は本当に多いですからね。(尾〇ママとかデ〇ィ夫人だけじゃなく、本当にたくさんいます。)
とりあえず、この手の「有料化」関連の情報は、眉唾ものとして扱うのが正解みたいですね。