1、「ブログで稼ぐ」=「アフィカス」なのか?あらためて考えてみる。
どうも、カタダです。
ブログを始めてから3カ月。僕もグーグルアドセンスやAmazonアソシエイトに参加しだして、雀の涙ほどの収益が上がり始めています。
そんな段階だからこそ、自分が金の亡者になることを防ぐべく、初心に返ってこのエントリーを書いてみます。
2、「情弱」の僕がアフィカスを嫌っていた理由。
※そもそもアフィカスとは・・・
2ちゃんねるなどのネット掲示板の内容を転載してブログにまとめた、いわゆる「まとめブログ」を管理し、アフィリエイト(成功報酬型広告)で利益を得ている人に対する蔑称として、用いられることのある語。(出典:日本語表現辞典 Weblio辞書)
上記サイトではこのように定義されていますが、現在ではもう少し広く、アフィリエイトで稼ごうとする悪質性の高いサイトの運営者全般への蔑称として用いられています。
× × ×
このブログをはじめるまで、僕は「情弱」と呼ばれてもおかしくないほどインターネット界隈の話題に疎かったのですが(イケダハヤト氏やはあちゅう氏でさえよく知らなかった)、ハッキリ言って、アフィリエイトやブロガーといった存在にいいイメージを持っていませんでした。
というか、毛嫌いしていました。
(ちなみにこの二つの用語に区別があることすら、分かっていなかった。)
極端にいえば、ブログ等のサイト運営者=アフィカスという漠然としたイメージすら持っていました。
その原因を自分なりに分析してみると、第一にはあの「秒速で稼ぐ男」与沢翼とその周辺が醸し出す、悪いイメージがあると思われます。
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※悪いイメージの筆頭
ですがそれだけでなく、インターネットを日常使いしていく中で、「うわ、このサイト、クズすぎ…!」と思うようなサイトに数多く出くわしてきたのも、アフィリエイター・ブロガーを嫌うようになった大きな理由です。
いちおう言っておくと、僕はいわゆる「嫌儲」(=稼ぐという空気がちらつくだけで拒絶反応を示す)の考えは持っていません。むしろマネタイズを動機とすることは健全であるとすら思っています。
そんな僕ですら我慢ならなかったのが(現在も同じ)、アフィリエイター・ブロガーが書く記事の、以下の5つの特徴です。
3、「こんなアフィカスはくたばれ」な特徴5つ
①アクセス稼ぎのために有名人を貶める愚劣記事
グーグルの検索アルゴリズム向上により一時期ほどは見なくなりましたが、例えばアイドルの名前で検索すると、
『××(※アイドル名)はブスで整形!不倫疑惑の真相は?彼氏は麻薬中毒!?』
といった、下衆な検索キーワードをこれでもかと詰め込んだタイトルの記事が上位に上がる時期がありました(今でもある)。中身を覗いても他のサイトからコピペして集めたような内容の薄く、信憑性もくそもない記事ばかり。
こういったサイトは、たとえばリベンジポルノの事件が起こったりすると速攻で「【流出画像あり】~~~」といったタイトルで記事をアップしたりします。
実際そういったエントリがサイト内の人気記事になっているから本当にタチが悪い。
自分は芸能人ではないので無関係といえばそうですが、他人を貶めて金稼いで心が痛まないもんなのでしょうかと、モヤモヤした思いを抱いてしまいます。
(ていうか、実際こういうヤツらって稼げてるんですか??)
②パクリ・コピペで記事を作る。
知りたい情報をググると、「どう見ても”てにをは”を変えた程度のパクリ記事だろ」と思われる サイトが複数並んでいること、うんざりほどありますよね?
僕は一時期ランサーズやクラウドワークスに顔を出していたこともあるのですが、こういうパクリ記事を書く仕事が「リライト案件」という一大ジャンルして存在していることを知り、驚きました。
「新しくQ&Aサイトを立ち上げるので、goo知恵袋の質問・回答を文意を変えない程度でリライトしてください」
みたいな案件がうんざりするほど存在しているのです。(今もあるのかな…?)
情報の真偽も確かめず、パクリぎりぎりの線でサイトを量産する。これをクズ記事と呼ばずして何というのでしょう。
③炎上狙いで誰かを貶める記事
犯罪者を擁護したり、社会的弱者を批判したり、女性を不当に貶めたり。明らかに炎上狙いの記事を書いているサイトが目につくことがあります。
自分と対立する考え方をわざと稚拙な論理でディスるという炎上手法を取るサイトもありますね。(有名なブロガーにもこの手の人種は多い。)
これはポリシーの問題と言われればそうなのかもしれませんが、僕はいまだにこの手のサイトは「クズだなぁ」と思ってしまいます。
④金をもらって商品を持ち上げる。
いわゆる「ステマ」と呼ばれる記事ですね。今はかなり監視の目が厳しくなっているようですが、数年前からこういった問題が一般的にも知られるようになっていました。
こういった騒動もブロガー・アフィリエイターといった存在が色眼鏡で見られるようになった原因の一つでしょう。僕もうさんくさいヤツらだと思っていました。
⑤情報弱者の不安をあおるトンデモ記事
「××を食べるとガンになる」とか、「××は実はプラスティックでできている」とか、そういうトンデモ科学で読者の不安を仰ぎ続けるサイト、いまだにあとを絶えません。
サイト運営者がそれを信じているならまだマシとして(問題の根は深いけど)、PV数稼ぎを目的としてこういったトンデモ科学を拡散させようとしているサイトも目につきます。
最近もこういったサイトの運営者が「なんで真偽を調べなきゃいけないんですか?」「自分で調べてもらうのが目的ですよ」などとtwitterで開き直ったこともありましたね。
大きくは以上でしょうか。
4、まとめ:自分がブログをはじめてみて
当然といえば当然ですが、いざブロガーというコミュニティに入り込んでみると、悪質なサイトばかりでない(というかそんなものはごくごく一部)であることが分かり、安心しました。「アフィカス」と呼ぶべきサイト運営者は、ごく一部であると思っています。
自分は「はてなブログ」で記事を書いていますが、今、「はてな」界隈では「PV(ページビュー)数や収益をサイト上で公開するなんて下品だ」みたいな論調があります。ですが、上述したようなサイトに比べれば、そんな些細なこと(といった怒られるかもしれないですが)を議論している時点で、健全なコミュニティだなぁと思うわけです。
ただ、少し前までネットに疎かった僕から言えるのは、
ブロガー・アフィリエイターというのは、一般の人たちからは胡散臭い存在に思われているよ!
ということです。
理由は簡単で、興味がない人には上述のような悪質なサイトばかりが目に付くからです。
一部の悪質なヤツらが、ブロガー・アフィリエイターの印象を悪くしているんです。
先日、こんな記事が「はてなブログ」界隈で炎上し、話題になりました。
簡単に言えば、サラリーマンブロガーである方が職場の飲み会で「プロブロガー」になりたいと打ち明けたところ、「そんな考えはやめておけ」と説教され、不満を抱いたという話です。
が、恨むべきは「サラリーマン」ではなく、ブロガーの社会的イメージを悪くしている上述のような人たちなのかもしれません。
なとど言いつつ、自分も今後収益やPV数を増やそうとするあまり、上記のようなアフィカス的記事を書いてしまわないとも限りません。という自戒を込めてまとめてみました。
健全なアフィカブロガーの皆さんも、今一度自分のサイトのポリシーを見直してみてはいかがでしょうか?
ではでは!