U-NEXT(ユーネクスト)という動画視聴サービスに無料お試し登録してみたけど…これ、どうなのよ!?正直おすすめできない…。
【2019.1追記】
当記事は、U-NEXTの"ある不誠実なプロモーション”について告発する意図で書きました。
その詳細を記すとともに、現時点での状況を踏まえ、U-NEXTに対する評価を冷静に記しております。
ご利用を考えている方は、ぜひご覧になってください。
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どうも、カタダです。
憤りに任せて書いてみます笑。
先日、ある映画が観たくなって、すぐに観られる動画サイトを検索したところ、「U-NEXT」という動画視聴サービスを発見 (まぁ存在自体は知ってたけど)。
おぉ、日本最大級の12万本以上(※当時)の動画が見放題!
その中には自分が観たい映画も含まれているようなので、サイトを確認。月額料金が1,990円とやや高い印象を受けたものの、31日間の無料トライアル期間(お試し期間)があるため、とりあえず使ってみようと即決で登録したのですが、、
なんだこのサイト!?詐欺とまではもちろん言わないけど、かなりグレーな手法を使っているではないですか!
ということで、以下U-NEXTに登録・視聴してみて分かった問題点というかデメリットを、正直にぶっちゃけます。正直レビューです。
※ネットでざっとは検索して評判を調べたのですが、それなりに耳障りのいい言葉ばかりが並んでいたため、僕はすっかり騙されてしまいました。
いわゆるアフィリエイトサイトの説明には誤情報が含まれていることが多いのでご注意ください(詳細後述)。
そもそもU-NEXTとは?僕が入会した理由
いちおう基本情報を書いておきます。
U-NEXT(ユーネクスト)は、今は独立した株式会社UーNEXTが運営していますが、元々は株式会社USENが運営していた動画配信サービスです。
取り扱っているコンテンツ量は13万と国内最大級。旧作はもちろん、最新作も多数取り扱い。
動画に加え電子書籍も読め、他にも、1つの契約で最大4つのアカウントを取得できる「ファミリーアカウント」サービスなんかもあり、とても便利で、快適そうなサービス内容となっています。
そんな情報を一通り確認した僕は、「お、国内最大級の見放題サイトか…。Amazonプライムビデオ(※すでに登録済み)よりいいのかな?」などと思いながら登録したわけです。
待っていた落とし穴。全然見放題じゃない!
登録して分かった事実、、
全然見放題じゃない!!
Googleで検索すると、同サイトの広告が最上位に表示されるのですが(上のスクショ参照)、
unext.jp - 【公式】U-NEXT/動画が見放題
今なら無料で見放題。最新作も配信中。 映画、ドラマ、アニメが12万本以上!
サービス: ビデオオンデマンド, 電子書籍, 雑誌
タイプ: 最新ドラマ, 見逃し配信, TV放送中作品, 胸キュン作品
ということで、思いっきり「見放題」をうたっています。
ところが実際にサイトを見てみると、見放題対象作品はもちろんあるのですが、かなりの作品が、1作品ごとに追加課金しないと観られない作品ばかり…。
え、これで見放題って名乗っていいの!?
広告だけでなく、サイトの登録前の説明文にも見放題って書いてあったはず――と思ってあらためて見直してみたら、なんともいやらしい文章になっていました。
見放題作品はもちろんのこと、新作を始めとしたレンタル配信作品(個別課金)も充実。
うわーズルい…。これをさらっと読んだときは、
・月額料金を払えば、ほとんどの作品が見放題。
・ただし一部の新作は追加課金が必要。
という風に解釈してしまっていました。というか、あきらかにそう読まれるようにミスリードしていませんかこれ!?作為を感じる…。
実際には新作だけでなく10年以上前の旧作も見放題対象外です。
ちなみに僕が観たかったのはピクサーの某10年以上前の作品だったのですが、ピクサー作品はすべてが追加課金がないと観られない模様。
他にも「タイタニック」も「アバター」「プリティ・ウーマン」も・・・いや、いちいち上げるのがバカバカしいほど、見放題対象外作品のオンパレード。(追加課金は、1作品につき300〜550円くらい。)
どうやらうたい文句にある「12万本以上」には個別課金作品も含まれているようで、さらにはカラオケビデオも含まれているらしいw
ドラマの見逃し配信すら見放題対象外
思わず苦笑してしまったのが、その週のテレビドラマの「見逃し配信」ですら、見放題対象ではなく、観るためには追加課金しなければいけないという設定。
民放テレビポータルサイト「TVer」や各民放サイトなら無料で見られるのに、月額1990円払って利用するこの”見放題”サイトでは、追加課金が発生する…なにこれ??
他の動画サービスはこんな感じではない!
僕が登録しているAmazonプライムビデオでは追加課金など一切発生しませんし、Huluも「映画・ドラマ・アニメ」が全て見放題とハッキリしています。Netflixも「毎月定額ですべての作品を楽しめる」とのこと。これらはサイト内では、動画を観るための追加課金は一切発生しません。
うーん、これらのサービスに対抗するために、背伸びして”見放題”と言いたくなってしまう気持ちは分かるけど…嘘だよね、それ。かなり悪手だと思います。
※いちおう仕組みをフォローしておくと、U-NEXTでは毎月1200ポイント(1200円相当)がもらえるため、追加課金対象の作品を毎月2,3本ほどは追加課金なしで観ることができたりはします。(無料お試し期間中は600ポイント)
うーん駄目だ、あまりフォローになっていない…。
U-NEXTに要求したいこと
冷静に考えてみれば、アニメ「おそ松さん」が見放題だったりとか、個人的にテンションの上がるポイントはなくもありませんでした。(まあ「おそ松さん」はHuluでも見放題だけど。)
コンテンツ自体には良いものもあり、例えば2017年3月22日からDVD&ブルーレイが発売される「シン・ゴジラ」を発売日に配信開始し、合わせて過去「ゴジラ」シリーズ全作品も配信するそうです。(おそらくこれを実施するのはU-NEXTだけ。これについては僕も冷静な視点で記事にしました)
映画「シン・ゴジラ」が動画サイトに上陸!U-NEXT・auビデオパスほか無料・お得に観られる方法まとめ
そう考えるとやはり、僕が不満に思った点はただ一つ、
”見放題”じゃないのに、嘘ついて(誤認させて)登録させたよね!?
という点に集約されることに気がつきました。
まぁ嘘には当たらない…?「(一部)見放題」ってこと?
いやいや、やっぱりアウトですよね…。たとえば、「食べ放題」をうたうバイキングの店に行ってみたら、並ぶ料理のあちこちに「345円」「500円」などと追加課金の値札が貼られていたら、「詐欺だ!」となって炎上待ったなしですよね。理屈はそれと一緒だと思います。
※実際、公式サイトの標記を誤読した(あるいは故意に曲解した)多数のアフィリエイターたちは、「13万本が見放題!」と堂々と書いています。
まぁ、気持ちは分かります。AmazonプライムビデオやHulu、Netflixが「見放題」を売りにしている中、自分たちも「見放題」と名乗らなければ引けをとってしまう、そう考えたのでしょう。
ですが、ここはむしろ正直に、「他では見られない・新作を始めとする豊富なラインナップ!」ということを全面に押し出し、正々堂々と勝負をすべきではないでしょうか?
ただでさえ基本月額料金が高いのに、その上追加課金が発生するということを後出しのように伝えられたら、無料お試しで解約してしまおうと考える人間はけっして少なくないと思います。
(たとえお試し期間でやめても、新規会員獲得数は対外的なアピールの材料になるので良い、と考えているのかもしれませんが…)
【2018.11追記】
――という記事を書き公開したところ、多くの方に読んでいただき、共感のメッセージも多数いただきました。
当記事はGoogle検索でも上位に表示されるようになり、その結果何が起きたかというと……「U-NEXT」の広告やサイト内から、上記のような紛らわしい広告やサイト内表記が「ほぼ」なくなりました。
「U-NEXT」が上記のような表記の広告をやめたのが、おそらく2018年5月くらい。
ちなみに同時期、「TSUTAYATV」が、上記と全く同じ理由で消費者庁から措置命令を食らい、大々的にニュースで取り上げられていました。
もしこのニュースの時点で「U-NEXT」が表記をあらためていなければ、「TSUTAYATV」と同時に叩かれたでしょう。ですからこの指摘をした僕に感謝をしていただきたい――というのはさすがに自意識過剰だと分かっていますが笑、
ともあれ、「U-NEXT」の広告・サイト表記には上述のような歴史があるのです。
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ただ、現在は(多少紛らわしい広告は見られるものの)、上記の問題は解決されています。
なのであらためて、この追記をしている2018年11月時点での、自分の「U-NEXT」というサービスへの雑感(評価や他サービスとの比較)を以下に記しておきます。
はじめに結論を言ってしまえば、「U-NEXT」は、
・他の動画サービスより優れている点がいくつかある。
・ただし、やや割高感は否めない。
といった印象のサービスです。
冷静に数字で各動画サイトを比較
まず、主要各動画サイトのサービス内容を比較してみます。
U-NEXT
※600ポイント付与
・主な特色・・・”配信”本数は日本最大級。新作あり(※要追加料金)。電子書籍(漫画・雑誌を含む)閲覧可
Hulu
Amazonプライムビデオ
※ちなみに年会費3900円の「Amazonプライム」は、動画視聴のみのサービスではなく、「お急ぎ便・日時指定便無料」「PrimeMusic無料」「Kindle月1冊無料」など多数のサービスを利用できるお得なサービスです。
Netflix(ネットフリックス)
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といった前提情報を踏まえ、U-NEXTユーネクストの特色を。
U-NEXTの利点・メリット
U-NEXTの他サービスと比較し優れている点は、以下2つです。
①新作動画をはじめ、他サービスでは取り扱われていない動画が充実している。
基本料金に加えて個別視聴料金が必要にはなるものの、その分、他では見られない作品が多数揃っています。
(たとえばピクサー作品なんかは、他の動画見放題サービスではほぼ取り扱われておりません)
②電子書籍(漫画や雑誌など)がサービス内容に含まれている。
これは他の動画サービスにはない特色です。雑誌・漫画のヘビーな読者は、これだけで元が取れるということもあるかも。
個人的にメリットと感じるのは、大きくはこの2つです。
もし予算に余裕があり、追加料金の支払いもいとわないというなら、「U‐NEXT」を選ぶという選択肢もアリだと思います(ポイントもあるし)。
U-NEXTの難点・デメリット
冷静に見れば、「U‐NEXT」のサービス自体には大きなデメリットはありません。
唯一にして最大の難点が、
”見放題”ではないのに月額1990円は高い。
ということ。
身も蓋もないことを言ってしまうと、、
「Amazonプライム」と「Hulu」と「Netflix(の安価版)」、3つを登録した月額料金の合計より、「U-NEXT」の月額料金のほうが高い!
というのは、やはりちょっといろいろと考えてしまいます。
(さらに、「U-NEXT」には追加料金が発生するわけですから・・・)
正直に言ってしまえば、個人的には「Amazonプライムビデオ」+「Hulu」のコンビが、現状最も快適な動画ライフを送れる組み合わせだと確信しています。
× × さらに追記 × ×
この記事を読んだ方から、「U-NEXTは大人向け(アダルト)コンテンツを取り扱っているから高いんでしょ」という指摘を複数いただきました。
たしかに上で紹介した動画サイトの中で、大人向けコンテンツを取り扱っているのは「U-NEXT」だけです。
なるほど…と一瞬納得しかけましたが、しかし!それを言うならあのDMMが運営する「DMM見放題chライト」という動画サイトだって存在します。
こちら、7000本以上の動画が見放題で、うち2000本が大人向け作品。アイドル動画も豊富でなんと、月額料金540円ですよ!?(※2週間の無料お試し期間アリ)
このジャンルに興味があるなら、「Amazonプライムビデオ」+「Hulu」+「DMM見放題chライト 」の組み合わせでも、まだU-NEXTより安いわけです。
× × × ×
もちろん、U-NEXTの「無料お試し」を利用してみること自体はアリだとは思います。無料期間なら別段リスクもないし。
使ってみることで、U-NEXTならではの利点が見つかったというなら、継続して利用してみればよいでしょう。
まとめ。全体を総括すると…
当記事の公開当時は、親の仇であるかのようにU-NEXTをフルボッコに書いてしまいましたが笑、
宣伝方法に問題を感じただけで、すべてを否定したかったわけではありません。
というフォローの意味も込め、冷静な視点で記事に追記を加えました。
(「全作品が見放題」かのように誤認させる宣伝方法は、あってはならないと今でも思っています)。
幸い、U-NEXTをはじめ各動画サイトは無料お試し期間を設けてくれているサイトが多いので、実際にいくつか試してみて、自分にとって魅力的だと思えたサービスを継続する、というやり方をおすすめします。
(むしろ体験してみて得た感想・おすすめポイント等あれば、ぜひコメント等で教えてください。)
皆さまが快適な動画ライフを送ることを、心から願っております。
ではでは!
※当記事で紹介した、無料お試しができる動画サイト(外部リンク)↓
◇「U-NEXT」
◇「hulu」
◇「DMM見放題chライト」
※この記事にない観点の情報をお持ちの方や、実際に試した方の感想など、今後もコメントお待ちしております。