カタダのペンギンな日々

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仕事を野球・サッカーに例える上司ってなんなの!?

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1、なんで野球・サッカーに例えるの!?知らないからこっちは! 

 

どうも、カタダです。

これまでビジネス・バイトの現場で数多くの厄介な上司・先輩と接してきましたが、その中でもわりと多いウンザリ系上司の性質の一つ、それは、「仕事を野球・サッカーに例えて説明してくること」です。

皆さんはこんな人に遭遇した経験、ありませんか?

 

いや、もちろん野球・サッカーに詳しい人ならこれに苛立つことはないでしょうが、僕はスポーツに疎く(ちなみに外見も明らかに非・体育会系)、ただでさえ分かりにくい仕事の話を、同じく分からないスポーツの話に置き換えられて説明されて、もうチンプンカンプン状態でした。

なんでわざわざ野球・サッカーに例えるんだよ!?と心の中で毒づいたのは一度や二度ではありません。

 

思い返してみると、その人は話も長かったし、お世辞にもデキる先輩ではなく。他にも野球に例える上司がいたのですが、やはりその人も空気が読めない人だったなーと。

なので、僕は勝手に「野球・サッカーに例える上司は仕事がデキない」と仮説を立て、溜飲を下げていました。(いちばんデキないのはお前だろ!というツッコミはとりあえず聞き流します笑)

 

ということで、そもそもなぜ上司は野球・サッカーに例えたがるのかについて考えてみます。

 

2、全員が分かる例えならいいのだが・・・

僕も、ちょっとした例えなら分かるんです。

「今が9回裏の土壇場だ!頑張って逆転してくれよ!」

とかなら、野球に疎い僕でも言わんとしていることは分かります。

「イチローだって4割弱しか打てないんだから、お前も失敗に腐らず頑張れ!」

とかも、日本人ならほぼ全員理解できるのかと思います。

 

けど、ある日僕が先輩社員に「○○さん、これで大丈夫でしょうか?」と資料のチェックをお願いした時、ざっと目を通した先輩が、

「うーん、オフサイドラインぎりぎりだな」

と言ってきたときには、いったいどうしたらいいのかと、思わず数秒間固まってしまいました。

僕はオフサイドのルールをふわっとしか理解していないし、そのそもその例えいる!?という思いが湧き出て…。

 

同じく、

「サイドバッグが上がりすぎるとクロスカウンターに対応できなくなるから、気をつけろ!」

なんて言われた日にも、何を気をつければいいのか全く理解できませんでした。

 

 ちなみにもっとも理解できなかった台詞は、新人の時に、

「お前は7番サードだ!頼むぞ!」

と言われた時です。

え、何を頼まれたの!?と。これ、野球に詳しい方なら分かるんですかね…!?

 

3、「例える」とは、相手にかみ砕いて説明する作業

ここまで書いてきてもう問題がハッキリした気がするのですが、問題は「相手が野球に詳しいかどうかお構いなしに、野球で例えている」ことでしょう。

 

「例えて(何かに置き換えて)説明する」という行為は、

相手が理解しづらいことを、相手か詳しい分野に置き換えて説明することで、理解を助けることが目的であるべきでしょう。

野球選手に仕事を教える時に、野球に例えて説明してあげるなら、これはとても有効な「置き換え作業」となるでしょう。

 

 ですがそうでないなら、理解の助けになるどころか、邪魔になってしまうのです。

 

4、結論:なぜ不適切な「例え」を使ってしまうのか

結局、誰かれ構わず野球・サッカーに例えてしまう上司というのは、「自分にとって理解しやすいことは、相手にとっても理解しやすいはずだ」という乱暴な思い込みがあるのではないでしょうか?

(もしくは、野球やサッカーは国民的スポーツだから全員詳しく知っているはずだという思い込みがあるか。。)

この一点をもって「仕事がデキない」と決めつけるのはそれもまた乱暴な気はしてきましたが、少なからず、相手への気遣いに欠ける人がこのような例えを使ってしまう、ということは言える気がします。

 

というわけで、上司・先輩として生きる皆様方、 、

特に今の新人なんかは野球中継が放送されず、Jリーグ人気も落ち着いた時代を過ごしてきています。

皆様方におかれましては、こういった独りよがりな例えを控えることをお勧めいたします。皆様だって、例えば新人が取引先との商談を「遊戯王」に例えて報告してきたら、イラッとするでしょう?てか、そもそもこの例えがピンと来ないでしょう!?

それと同じことかもしれません。

 

ではでは!

 

※時間があれば、これらの本で勉強してみます。。 

 

マル上司、バツ上司 なぜ上司になると自分が見えなくなるのか

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なぜ上司とは、かくも理不尽なものなのか (扶桑社新書)

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なぜ、上司の話の7割は伝わらないのか

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