photo by Andrey Mager
1、文字数を1万字に拡張!?twitterはなぜこうも迷走しているのか
(今日は久々にちょっと硬く書いてみます。)
やや話題に乗り遅れた感もあるが、twitter社が投稿している文字数の上限を、140字から1万字に拡張しようとしている件。
140文字以内の文章を「つぶやく」というサービスで世界的に知られる「Twitter」は、文字数の上限を1万字まで拡大することになった。米国のテクノロジー系ニュースサイト「Re/code」が1月5日に報じた。
Re/codeの報道を受けてTwitter社のジャック・ドーシーCEOが6日、画像付きツイートを投稿。「文章を写真に撮ってツイートする人を見てきたが、それなら最初からテキストを打ち込める方が検索もできるし、検索結果をハイライトできるから、より便利にパワフルになるだろう」と、報道の大まかな内容を認めている。
正式発表はないものの、CEOが大筋で認めたというもの。
twitterといえば、昨年11月にtweet数を表示するAPIを廃止にしてしまい、多くのブロガーやサイト運営者に不満を抱かせたばかり。
当ブログの下部に表示されているSNSシェアボタンも、「はてブ」数、Facebookの「いいね」数は表示されているのに、ツイート数は表示されなくなってしまい、自分はどれだけtwitterで拡散されたかに関して興味を失いつつある。
この事象を、かの藤沢数希は「twitterの終わりのはじまり」と表現したが、実際、ここ数カ月のtwitter社の迷走は目に余るほどである。
2、twitterにはtwitterの個性がある、はずなのに…
市民権を得ているSNSは数あれど、Facebookなら「実名制」、twitterなら「短文投稿式」など、それぞれの特性がある。
WEBマンガ家のかっぴー氏が、
Twitterは人通りの多い街
Facebookはリビング
インスタは美術館
と表現したように、個性があるからこそ数あれど棲み分けが行われ、それぞれが選ばれ、あるいは併用されているのだ。
その個性を、twitterは放棄しようとしているように見える。「140文字」「短文投稿」というキーワードを失った場合、twitterのことをどう説明すればいいのか…?
3、隣の芝生が青く見えても、青い芝生を植えてはいけない。
Twitterの文字数が140文字から1万文字になると聞いた時に思い出したのが、この吉田戦車先生の4コマ漫画。 pic.twitter.com/avnXNDmKqn— 東風 克智(こち・かつとも) (@butatongpoo) 2016, 1月 6
4、反面教師として学ぶ、個性を持つことの大事さ
自らの特性をマイナスと捉えるか、プラスと捉えるかーー
それをマイナスと捉えてしまった時点で、レースの最後尾についたことになってしまう。 大事なのは欠点を売りにし、そのレースの前方に自分を位置づけることだ。隣の芝生が青く見えたからといって自分の土地に青い芝を植えてはいけない。それは単なる個性の埋没だ。
そもそも「tweet」とは小鳥のさえずり、つぶやきの意味。ロゴマークと合わせ、それがツイッターの基本コンセプトではなかったのか?
などと素人が書いたところで、そんな百も承知、ということなのだろうが、それでも個性を捨てねばならないほど事態が逼迫しているのなら、いよいよ「twitterの終わり」は近いのかと思えてしまうが…。
とはいえ、文字数制限撤廃が取りやめになる可能性も高いし、起死回生の「キャラ変」のプランがあるのかもしれない。
しばらくは見守っていこうと思う。
※参考にしたブログ↓↓
Twitterの制限文字数1万!ぼくらの地球を守ってよ - ユーリオニッキ
ツイッター文字数拡大問題と寒さの余り短文化する東北言語 - ミステリーをちゃんと読もう
ユーザーに嫌われる「ツイッター字数制限1万字」がメディアを救うか? - メディアの輪郭
※1万字書いてみてるブログw